おかもの備忘録(仮)

三日坊主の社会人1年生が、週一回を目標に、見たこと聞いたこと感じたことなどを記録していきます。書くことの練習。

1年半振りに『入社1年目の教科書』を読んで本当に必要だと思った5つのこと

先週、何か本を読みたい気分になってぷらっと本屋さんに入ったら、大学3年の時インターンしていた会社で、社員さんから薦められた本に出会った。

学生として読んだ『入社1年目の教科書』と、社会人になった今読むのでは、どんな違いがあるのかなーと思い購入。

ライフネット生命岩瀬大輔さん著の、仕事への取り組み方・考え方のポイントが50項目に詰まった本。

(これを読むと、実は学生気分抜けないんだよなー。社会人って何…っていう気分から、少し抜け出せて、がんばろう!っていう気持ちになれるので新社会人におすすめ)

 

本当に必要だと思った5つのこと

1年半前との違いは、あの頃は「あー、なるほど!そうすべきだなあ」とすべてに納得してしまっていたけど、今は”やれていること・やる必要のないこと・やるべきだと思うこと”が取捨選択ができるようになった。(50個もいきなり実行できないしね)

そこで、今回読んで「実行しよう!」と本当に思ったことを5つにまとめてみる。

 

1 社会人の勉強はアウトプットがゴール

たとえば、マーケティングの本を読んだとします。「ああ、勉強になったなあ」そこで終わってしまっては、勉強した意味がありません。…(略)この部分はそのまま使える。この話はこう読み替えれば良いのではないか。ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結び付けるべきだと僕は思っています。

具体的に抱えているプロジェクトや目標と照らし合わせながら、どこにどの知識やノウハウが生かせそうかを探る気持ちで読むと、とっても身につく(感じがする)。その方が、漠然と読むより時間がかかるけど、おもしろい。

 

2 新聞は2紙以上、紙で読め

新聞を紙で読むメリットは、自分が興味のない情報も目に入ってくることです。インターネットだと、オンデマンドで自分が興味のある情報しか見ません。キーワードから検索するので、不要な情報はシャットアウトされます。

この間Twitterで「キュレーションメディアなんて使ってたら自分の世界を狭めるだけだよ」って女子高生が言ってて、うわーそうだよなーと驚愕した。

GunosyとかSmartnewsとか、自分の関心のあるテーマを引っ張ってくるものばかり読んでたけど、それはそれで自分のテーマを深めるために使って、世界を広げるためのメディアも入れないといけないなあと反省。特に社会性が強かったり、幅広くなんでもネタになりそうな仕事の人は特にそうかも。

 
3 ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ

人間がやることですから、ケアレスミスは気合だけでは防げません。叱られたときは、仕事をどのように仕組化し、同じミスを繰り返さない方法を考え出すことが重要になってくるのです。

これはうちのボスからも本当に言われることで、ミスをしたことに対しては怒らないけど、「その原因は何で、次回からはどう仕事のやり方を変えるのか」を考えないことに対しては厳しく言われる。ミスをしないためには、仕組みを変えることとひとつひとつ丁寧に仕事することだって明日からの自分は覚えておくように。

 

4 同期とは付き合うな

同期と付き合うデメリットがあります。…(略)同期同士で比べてしまうことです。自分にとって幸せだと思えたことも、同期より下だということがわかってしまったら、幸せの感覚は半減するものです。反対に、同期と比べて優越感に浸るのも、井の中の蛙でまったく意味のあることではありません。

同じ世代の子たちは3月から研修が始まって、同期と出会って、新しいコミュニティができて…「私は転職しても一生”同期”はできないのか…」と割と暗い気持ちになったりするんだけど、同期と付き合うデメリットは生じづらいんだとポジティブに受け止められるようになってきた。

同期がいない分、外にコミュニティを広げることも大切だけど、今はまず仕事のつながりで出会う方々に真摯に向き合って一緒にお仕事したい。

 
5 チャンスをつかめる人になれ

 すべての予定をキャンセルしてでも行くべき場面があることを心に留めておいてください。…(略)何があろうとも、この波には絶対に乗る。次にもっと大きな波が来るかもしれないから、この波はパスしようと思わない感覚。そういう世界観、人生観を持つことが大事だと思っています。

”勝負どころを的確に捉える嗅覚” 。これを身につけるためにここに来たと言える。どちらが正しいのか理論ではもう測ることができないレベルになったとき、どちらに乗るのがベターなのかを嗅ぎわけることができる感覚を身につけたい。

 

まとめ

全50項目あるうちの5つを取り上げてみました。長くなってしまったけど、この5つだけはしっかり実行したい。

この本全体を通して、著者の岩瀬さんの「下を育てようとする愛」みたいなものが伝わってきて、社会人も悪くないなって思える一冊。

新社会人になった子や、働くのに疲れた方は、ぜひ。

一人ひとり置かれている状況によって活かせる部分は全く違いそうだから、その比較もおもしろそう。 

・『入社1年目の教科書岩瀬大輔