『リリイ・シュシュのすべて』

リリイ・シュシュのすべて（2001）

田園が美しいある地方都市。中学二年の蓮見雄一 (市原隼人) は、かつての親友、星野 (忍成修吾) にいじめられ、窒息しそうな毎日を送っている。唯一の救いはカリスマ的歌姫リリイ･シュシュの歌声だけ。自らが主宰するファンサイト「リリフィリア」の中にいるときだけが本当の自分でいられる瞬間だった…。（Hulu紹介文）

思春期独特の

あの色も形も分からない、自分にも他人にも理解できない

心と身体のもやもやした状態が

はじめから終わりまで続いて苦しい。

どんどん壊れていく。

絡まって、くっついて、割れて、崩れていく。

みどり、あお、灰色。色の描写がすき。

主人公の市原隼人が

声変わりすらしていなくて、きれい。

原作は、インターネット小説。

インターネット小説を公開した後、作中に出てくる掲示板を実際に立ち上げると

住民もリリイファンになりきって（あるいは、本当にファンとして）リリイへの想いを書き込んだ。

今も公式サイトにはBBSがあるけど、

驚いたのはその最新書き込み日が2014年1月31日なこと。

こんなに長く愛される（?）ってすごい。宗教的で少し怖い。

とにかく長かったー

しょっぱなから初心者には重たいものを選んでしまった…